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先日、日本M&Aセンターが5番目の海外拠点として立ち上げた、タイオフィスに出張してきました。東京の最低気温が5℃を下回る中、バンコクの気温はなんと34℃でした。2泊4日の短い出張でしたが、コロナで長らく海外渡航が禁止されていたので、弊部としても久しぶりの海外出張でした。
今回は、微笑みの国タイでの出張の様子を現場の視点でお送りいたします。

渡航情報(2022年3月1日時点)

本ブログを読んでくださっている方の中には、近いうちにタイへご出張に行かれる方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に私が渡航した時点での渡航情報をお伝えいたします。

注意すべきポイント

入国に必要な書類

タイへの入国は可能ですが、Thailand Passシステムを通じたTest and Goの申請が必要です。私の場合、出張直前に申請をしたのに加え、ホテルの予約が確りと出来ていなかったため、一度差し戻されました。書類に不備が無ければ、申請してから承認が下りるまでの時間は、おおよそ1日程度かと思います。
申請の際に必要なものは、「到着1日目の宿泊施設ないし隔離施設の予約」(Test and Goに対応した、政府指定のホテルの予約確認書等)、「1度のRT-PCR検査費用および、1度の抗原検査キット(ATK)代金の支払済み予約確認書」(上記のホテル予約時、通常、予約確認書に併せてついています)、「2万USドル以上の医療保険証」(最も安いもので良いかと思います。私はネットの広告が出てきたAXA Insurance Thailandを使いました)、「ワクチン接種証明書(英文)」そして「予約済み航空券」の提示が必要になります。各種証明・書類の提示は、申請システム内で、画像アップロードにて対応します。また入国のイミグレーションでは、上記の書類に加えて、「72時間以内のPCR検査証明書」が必要となります。

日本出国前PCR検査

出国前72時間以内に検査が必要。RT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書の提示が必要になります。また、陰性証明書は英文(紙の原本)が必要になります。

現地隔離と滞在中の検査

Test and Goの場合、1日目のPCR検査で陰性が確認できるまではホテルで待機が必要、陰性が証明された場合、施設外に出てタイ国内での行動が可能となります。
また、到着1日目に滞在した宿泊施設ないし隔離施設から抗原検査キット(ATK)を受け取り、入国後5日目ないし6日目に自己検査を実施し、当局が指定する方法(Mor Chanaアプリ等)でタイ保健当局に報告する必要もあります。私は5日未満の滞在でしたので、後者については不要でした。

日本帰国後隔離

タイからの帰国については、原則日本における隔離期間は7日間です(隔離場所は自宅)。しかし、待機3日目以降に自主検査によって陰性を証明出来れば、隔離は終了とすることが出来ます。よって、帰国後の隔離期間は最短3日で終了となります。
※本ブログは2022年3月のタイ出張での体験をもとに執筆しています。渡航に関する最新情報は「外務省 海外安全ホームページ」等をご確認ください

現地レポート(微笑みの国から)

成田→機内

まわりにタイ出張経験者もいなかったため、上記書類書類を準備するだけで相当時間がかかりました。しかし、不備はなかったようで無事荷物を預けチェックイン。その後はいつもと変わらず、手荷物検査、出国審査を経て搭乗カウンターへと向かいました。コロナの影響か、私が学生時代にタイに行った時(もう約10年前・・・)よりも、空港には人が少なく閑散としていた気がします。
搭乗する際はいつも通りで特別な処置はなかったですが、乗客率は5割程度で席はかなり空きがありました。日本人が半分、欧米人、アジア人が残りの半々という感じです。到着1時間前くらいに出入国シートを渡され記入、間もなくすると微笑みの国タイに到着しました。

スワンナプーム空港到着→隔離ホテル

飛行機から降りすぐ、肌寒かった日本とは違う熱気(なんと、34℃!)を感じタイに着いたと実感しました。空港内に進むと通路に更にコーンとポールで通り道が制限されており、流れに沿って進むと通路途中の少し広いスペースに椅子が並べられていました。なんだか、少し物々しい雰囲気です。空港職員20人前後、武装した警察7、8人がいて、そこに全員座り前列から、簡易防護服を着用した空港職員が搭乗の際にも提示した書類をチェックしていくという流れでした。
その後入国審査を終え手荷物受取場へ向かいます。手荷物を受け取り、入口を出ると、プラカードを持ったホテルの人たちが何十人も待っており、その中から自分のホテルのプラカードを探します。自分のホテルの担当の方を見つけると、車に案内してもらうのですが、1人1台で運転手の方も簡易防護服を着ていました。約30分ほどでホテルに到着です。1人1台という対応でタイのコロナ対策の徹底振りが分かりましたが、ホテルのロビーのチェックイン時は、(ホテルによるとは思いますが)時間差チェックインなど特段対策はなされていませんでした。

入室→隔離1日目

17時頃にホテルに到着し、まずはPCRテストの受診です。それが終わると、すぐに部屋に移動しました。昼過ぎに機内食を食べた以降、何も食べていなかったので、タイ風おかゆを頼みました。これで、200バーツ(700円)くらいですので、やや割高に感じました。
※本ブログは2022年3月のタイ出張での体験をもとに執筆しています。渡航に関する最新情報は「外務省 海外安全ホームページ」等をご確認ください

オフィス案内

翌日の昼過ぎにPCRテストの陰性連絡が来ました。その後、開設間もないタイオフィスに訪問。綺麗なオフィスでしたが、人員拡大中のため非常に狭く感じました。今後、頑張ってオフィス拡大に努めていければと思います。

【約4畳ほどの手狭なオフィス】

【タイ現地スタッフも含めてランチ】

実はこの出張の最大の目的は、タイの譲渡案件の売手オーナーと買手の現地面談だったのですが、お酒も交えつつ今後の両社の方向性を議論し合い、とても有意義な時間となりました。新型コロナで対面での面談数が少なくなってしまったものの、やはり現地で膝を突き合わせて面談することは、何十回ものリモート会議に勝るものです。
現地面談の翌日は、少し早起きして近くの地元の食堂にご飯を食べに行きました。これで70バーツ(250円程度)です。

【ローカル食堂にて(メニュー名は失念しました、、、)】

弾丸スケジュールのタイ出張ではありましたが、現地の勢いも感じることが出来、非常に有意義なものでした。日本M&Aセンターはこのように、現地の日本人・スタッフと綿密なコミュニケーションを取りながら、ASEANビジネスの拡大に邁進しております。
是非、東南アジア等におけるクロスボーダーM&Aをご検討の際はお声がけのほどよろしくお願い致します。

【帰りの空港で食べたスープ】

日本M&Aセンター社員による海外出張レポートはこちらから
タイM&Aのポイント

日本M&Aセンターの海外M&A支援

 日本M&Aセンターでは、中立な立場で、譲渡企業と譲受企業双方のメリットを考慮にいれたM&Aの仲介を行っております。また、日本企業による海外企業の買収(In-Out)、海外企業による日本企業の買収(Out-In)、海外企業同士の買収(Out-Out)も数多く手掛けてまいりました。
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